draw   は、IlvContainer オブジェクトに格納されているすべての IlvGraphic オブジェクトを描画します。オブジェクトをコンテナーに追加するには、このメソッドを呼び出すだけで十分です。2 つの仮想メンバー関数を使うと、宛先ポートやトランスフォーマーに関係なく、指定されたクリッピング領域に描画できます。

reDraw  作業領域を更新する場合 (オブジェクトを移動する場合など) はこのメソッドを使用します。これは draw メソッドを呼び出す前に、指定されたクリッピング領域を消去します。

reDrawObj  グラフィック・オブジェクトに適用すると、オブジェクトのバウンディング・ボックスを再描画します。

bufferedDraw  隠しピクセル・マップで仮描画を実行して、画面上に速やかにピクセル・マップを表示します。ダブル・バッファリングとの違いは、この処理が、矩形、領域、またはオブジェクトにローカライズされ、描画処理中に限りこれが続くことです。

getTransformer  コンテナー・ビューに関連付けられたトランスフォーマーを返します。0 が返される場合、このコンテナーにはトランスフォーマーがありません。つまり、オブジェクトとそのディスプレイが同一だということです。

setTransformer  指定されたトランスフォーマーのパラメーターを設定します。

addTransformer  パラメーターとして与えられたトランスフォーマーで、現在のトランスフォーマーを設定して、結果的に得られたトランスフォーマーを、新たに現在のトランスフォーマーとして設定します。

translateView および zoomView  現在のトランスフォーマーを移動トランスフォーマーおよびズーム・トランスフォーマーでそれぞれ設定します。

fitToContents  コンテナー・ビューをリサイズして、可視アトリビュートが IlTrue にセットされているすべてのオブジェクトが、バウンディング・ボックスにぴったり収まるようにします。ビューの左上の座標は、同じ位置に留まります。このメソッドは一般的に、コンテナーがファイルから IlvGraphic オブジェクト一式を読み込む場合に使用されます。オブジェクトの位置は事前に認識されません。

fitTransformerToContents  可視アトリビュートが IlTrue に設定されたすべてのオブジェクトがビューで表示できるように、新しいトランスフォーマーを計算します。コンテナーのビュー・サイズは変更されません。IlBoolean 引数が IlTrue に設定されると、IlvDrawingView::reDraw が呼び出されます。このメソッドは一般的に、マップを何度かズームした後に全体を見る場合に使用します。

setDoubleBuffering  コンテナーがダブル・バッファリングを使用するかどうかを指定します。

isDoubleBuffering  ダブル・バッファリングを使用中かどうかを通知します。

readFile  名前がパラメーターとして指定されているファイルを読み込みます。

read  パラメーターとして指定された入力ストリームから読み込みます。